ジーン・ワルツ 海堂尊

Category:ひとりごと > 書評
By Teramo at 10:34, 28th Jul, 2010 No Comments

ジーン・ワルツ (新潮文庫)
神秘とさえいえる命が産まれる瞬間。そこに人為的な何かが加わる瞬間、それは神秘なのか?

それについてはいろいろな考え方ができる。その行為は神への冒涜なのか?神への手助けなのか?この疑問に対する回答は簡単にできるものではない。

しかし、法律という規制は無情にも白黒を明確にする。さらに、現場の実状を考えずに決めたとしか思えない規則も数多くある。これらにどう闘ったら良いのだろうか?

医学とは?医療とは?この両方を熟知した筆者が代理母出産というテーマを取り上げて現在の医療制度に対して問題を提起をしている作品。

医療に興味があれば特に面白いと思えるだろう。しかし、中盤でだいたい結末が予想できる上、読み終わってもその予想を裏切らない。ミステリーではないのでそこまで期待をしてはいけないのだろうが、少し残念さが残った。

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